近年の塗装は環境問題により塗膜が非常に薄くなってきています。その中で、当店では経験を活かし、まずなるべく塗装に負荷をかけない磨きを心がけています。
塗装は一度薄くなったらもう戻る事はできません。塗装を保護するためのコーティングなのに、塗装自体にダメージを与えてしまっては元も子もありません。
しかこれには、技術者の知識と経験による感覚が大事になります。当店では施工者(技術者)の技術力と知識力を上げ、近年の塗装にも全く問題なく対応しており、塗装の厚みと性能を最大限に残し塗装表面のダメージのみを完全除去することで、塗装本来の輝きを引き出しています。
国内には様々な輸入車や国産車があります。また年式だったり同じメーカーであっても、塗装の味付けが違いますので厳密に言えば塗装コンディションはバラバラです。
また、同じ車種、同じボディーカラーでも1台1台保管状況や使用状況により違います。
ですからなんでもマニュアル通りに行うことはせずに、車種、カラー、コンディションを見極め、それに合わせて下地処理をおこないます。
一口に「傷」といっても様々な傷があります。浅い傷、深い傷、などなど……。
ところで磨きというと、例えばヤスリで木を磨くように「削る」というイメージもあるかもしれません。しかしやみくもに磨いてしまえば塗装面にダメージを与えてしまいます。
たとえば磨きのなかには摩擦熱を利用し塗膜を動かし塗膜を融解させ、傷をなくす技術があります。
技術者は塗装面になるべくダメージを与えないように、多々ある磨きの方法を組み合わせ、適切なポリッシャーやコンパウンドを選定し、傷の状態に合わせて磨きをコントロールします。これらは、技術者の知識と経験がなければ出来ることではなく、マニュアル化できない作業です。
塗装面にダメージを与えず、最適な状態にもっていくには、複数の工程が必要になってきます。
また、その工程の各段階でかならずチェックを行うことが大事です。このときには特殊照明を使用し、様々な角度から状態を視認することで高品質な仕上がりを実現します。
美観の面においてももちろんのこと、下地処理の質はコーティング剤の耐久性にも大きく与えます。下地処理には徹底して私たちの知識と技術を注ぎます。
【第1工程】
キズの具合を判断し画像のように洗車等で付いてしまったキズを除去する為、磨くコンパウンドと磨くポリッシャーと磨くバフの選定。
【第2工程】
磨きに使うコンパウンドとポリッシャーとバフをバランス良く組み合わせ、特殊ライトにより肉眼で見えるキズが深い大きなキズを磨いて消していきます。
【第3工程】
大きなキズを磨きで消した跡に残る小さなキズを消していくため再度、コンパウンドとポリッシャーとバフを選定し直しながら、2〜3工程、磨いていきます。完全にキズが除去できると、特殊ライトを当てても肉眼ではキズは見えません。
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